カナダ先住民専門店「ファーストネーションズ」物語

カナダ北西沿岸ノースウェストコースト地方に伝わる北西海岸ネイティブインディアンアート専門店「ファーストネーションズジャパン」の社長ブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

★次世代経済システム「プラウト主義経済」について(3)

それでは前回からの続きとして、この「プラウト主義経済」が実現すると、どのような経済社会が誕生するでしょうか。
 サーカー氏を恩師とするラビ・バトラ氏は、プラウト主義の経済社会を①医療、②教育、③自営または小企業分野、④法人分野、⑤公共分野の5段階の分野に分け、次のように分野別に示しています。


■[医療・教育分野] 国家によってすべて無料で提供されます。

 人間が人間らしく生きるためには、この二つのサービスが誰に対しても平等に提供されることが必要であり、所得や富の差が、受けられる医療と教育の差につながることがあってはならないといいます。

 人間が前世や現世で犯す過ちの大部分が、無知によるものだとし、無知を追放するためには教育が一番の手段であり、無知のために過ちを犯すことがないように、教育はすべての人に平等に与えなければならないと言います。

 医療保険制度や義務教育とは異なり、どれほど高等なレベルのものになっても無料になります。


■[自営または小企業分野] プラウト主義経済では、社会のサービス分野・商業部門を担当する分野。

 政府によって、癒着等無い完全な競争が保障されています。また、この分野での現行の経済システムでは労働条件や賃金面が不当であったり、非常に低いものになることが多いですが、プラウト主義では労働者に適正な賃金が支払われているか、大きな賃金格差が無いか、税金が規定通り支払われているかなど、厳重にチェックされます。


■[農業分野] 農業は先に挙げた、自営または小企業分野に相当しますが、食糧は誰にとっても死活問題であるため、特異な性格を持った分野になります。

 農産物の生産者と消費者が直結した「協同組合方式」を採用します。生産地と季節にあった安全な作物が作られ、直接消費者に送られ消費されるのです。
 

■[法人分野] 消費財を生産する部門が、この分野を担当。現行の株式会社・大企業に相当。

 株式の所有は、現在のように富裕者に独占させるのではなく、少なくとも51%の株はその企業の従業員が所有し、経営権は資本家ではなく従業員たちが持つことになります。
 従業員の代表が経営にあたる場合でも良く、また、彼らが選ぶ経営の専門家に経営を委託することでもよく、人事権は従業員にあります。

 企業内での一体感、「慈悲の心」に基づく人間関係を構築するためにも、大企業でも所得格差は10倍以下に押さえるというものです。



■[公共分野] エネルギー、工業用原材料の生産、交通、通信などが公共分野に属する産業と言います。

 公共事業分野は官僚主義に陥りがちな中央政府ではなく、地方自治体が直接運営します。

 法人分野の営利目的とは全く異なった目的が、これら公共事業では要求されます。公共的な資源の適切な配分が目的となります。


(まとめ)
 ラビ・バトラ氏の分野別での指標をかなり簡単にまとめましたが、「プラウト主義経済」というものを僕なりにまとめますと、それは、今までの消費型経済システムの、「自由」というものを過度なまでに尊重したことによっての歪み=過度な「自由」に対するマイナス面を吟味せず、「無限の存在」への憧れを精神でなく物質的なものに追い求めたことで、富は一極集中し、貧困・食糧難を生み出し、環境はあまりにも大きく破壊されることになりました。
 ですから、私たちは有限な物質・知識を「無限の存在」と錯覚していたのかもしれません。

 「無限の存在」は精神でしかつながることはありませんから、個々に「無限の存在」へと精神がつながるよう実践し、それによって幸福感を満たすことが大切になってくると考えます。
 それと同時にサーカー氏の言う物質・知識とのバランスも大切になってきますので、「有限な物質・知識」を「無限の存在」と考えるのではなく、「有限」なものであるとの自覚をしっかりと持ち、大切にし、また、「無限の存在」を精神的に知ることによって、私たちはそれをヒントに、「有限な物質・知識」を無限に活用できるようなシステム(カウンターテクノロジーや再資源化・再利用化など)を作ることによって、システムの中での無限性を再現し、「永続可能な社会=資源循環」を形成することが大切かと考えます。

 また、「無限の存在」と精神的につながる幸福感をベースに、「エゴ」を排除し 、「慈悲の心」、「博愛の心」をもって人間関係の調和を満たすために、富の一極集中や所得格差の無い、資本の公平分配のできるシステム=「資本循環」をも大切かと考えます。

 すなわち、私たちは、意識の覚醒・意識改革によって、物質的欲望ではない精神面での「無限の存在」とのつながりを持つことによって幸福感を得るようにし、同時に「資源循環」、「資本循環」のシステムを構築し、「持続可能な社会」を作り出すことが急務であると考えます。
 そして、その「持続可能な幸福感に満ちた社会」はサーカー氏、ラビ・バトラ氏のいう「プラウト主義経済社会」であり、㈱船井総研 名誉会長 船井幸雄氏のいう「超資本主義」あり、ネットワーク 地球村 代表 高木善之氏のいう「持続可能な社会=地球村」であり、フォトンベルトでいう「アセンションした世界」のように考えます。

 それにしても、1959年にすでに、神の啓示を受けて「プラウト主義」を打ち出していたサーカー氏には驚かされるものです。 (続く)
スポンサーサイト
  1. 2008/08/24(日) 12:33:20|
  2. 世界情勢
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<カナダ先住民に関する洋書 | ホーム | ★次世代経済システム「プラウト主義経済」について(2)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://indian.blog11.fc2.com/tb.php/374-48248361
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

スギヤマン

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。