カナダ先住民専門店「ファーストネーションズ」物語

カナダ北西沿岸ノースウェストコースト地方に伝わる北西海岸ネイティブインディアンアート専門店「ファーストネーションズジャパン」の社長ブログです。

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★次世代経済システム「プラウト主義経済」について(2)

プラウト思想では、前システムの欠陥に対する反応だけでなく、人間本来の「無限の存在」へのつながりを持つ精神と有限な物質、知識とのバランスをベースにして社会を作り上げていかなければならないと言います。


 プラウト主義理論(Progressive Utilization Theory)は、その言葉通り社会がマイナス面に囚われることなく前進させていく思想です。

[科学技術とプラウト]

 この点を人間と物質とが関わりあう科学技術を例にとって考えると、科学技術の進歩と共に私たちは「便利・快適」という多大な恩恵を受けてきたわけですが、それに伴う環境破壊も進行していくことも事実です。
 プラウト主義の場合、科学技術の進歩だけが必ずしも私たちを幸福にするものではないとの考えに立っており、科学技術において新たに開発されるものに対しては、そのプラスの部分とマイナスの部分とを考慮し、マイナスをも排除するための投資と技術革新をも発明しない限り、新開発したものは市場に導入しない策を講じる考えです。

 例えば自動車の場合、20世紀初頭、自動車が生み出された時、自動車が普及することによるマイナス面が十分吟味され、そのマイナス面に対するカウンターテクノロジー(対抗技術)に投資され、排気ガスをクリーンにする技術や資源のリサイクル・再使用が開発されていれば、今ほど環境は破壊されてはいなっていたでしょう。
 
 このようにプラウト主義は、科学技術だけでなく富や労働力等、あらゆるものに対し、新しい発明がある度に、そのマイナス面をチェックし、除去できる見通しが立たない限り利用しないという考えに立っています。ですから、このような考えに立ち、完全にマイナス面が除去され採用される新発明の場合は、人類にとっての完全な進歩になるのです。

 プラウト主義のいう「進歩的利用」というのは、このようなシステム・考えが基本であります。(環境問題編で少し触れていますが、科学技術などにおいては、現在の環境先進国は国・企業・消費者が一体となってこれに近いシステムを作り出しています。) 


[プラウト主義経済]

 従来の経済システムでは確実に大きな貧富の差が出てきます。(国際政治&世界経済編にも書いてありますが)富を持つものは政治をもコントロールし、ますます自分達に有利な世の中を作り出すことができます。競争にも打ち勝ち、ますます富をもつようになり、次第に独占的経済体制へとなっていきます。現在のアメリカがそれを如実にあらわした例でありますが、富の集中で独占的経済体制を作り出すことによって、最終的には多くの失業者や開発途上国においては食糧危機に直面するほどの貧困を作り出すことになるのです。
 
 その反発を回避するために富裕者はマスコミ、そしていわゆるエコノミストと呼ばれる人たちを利用します。
 「富裕者は所有する富を生産のために投資する。投資が増えれば、経済は成長し、高い賃金を払え、失業者に雇用機会を与えることができる。それによって、世界の人々は潤うし、失業者も減っていく。だから、富裕者は税制面でも優遇されるべきだ。」とか、
 「富裕者は勝ち組なのです。この競争社会に勝ってきた人たちなのです。彼らは成功者なのです。賞賛に値するのです。彼らのような成功者になるとあらゆる夢が叶いますよ。富を持つことが成功なのですよ。皆さんも彼ら富裕者層を目指してがんばりましょう。」などとか、

 世間一般的に言われていることです。(ただし、全ての富裕者層が悪いわけでは無く、中には本質に気付いて、次の調和ある世界に向け世の中に貢献するものに投資したり、寄付したり、素晴らしいことをしている人々もいます。)

 このように、富裕者層=成功者的な風合いが強い現代社会ではありますが、プラウト主義経済では、富の一極集中が様々な不調和の原因としています。

 そのためには、まず富裕者によって労働者が搾取されないことが目標となります。プラウト主義では富裕者と一般の労働者との経済的格差をできるだけ狭めていく経済構造をつくることが目標です。
 とはいえ、怠け者を擁護するシステムではなく、勤労が奨励され、より多く(質と量)の働きをした人により多くの報酬があり、だからといって、好きなだけ暴利を貪ることが許される社会であってはいけません。
 賃金や経済的な格差を10倍くらいまでとし、より多くの報酬がある人はより多くの納税を今の社会とは違いきっちり納税し、報酬の少ない人であっても、人間らしい生活を保障するものとし、格差を縮めようとするものです。

 現代は、政治的民主主義によって、一国の大統領や総理大臣が最高の収入と富をもつ時代ではなくなりました。それと同じように、プラウト主義経済では、税制面の徹底や賃金格差の姿勢でもわかるように、「経済的民主主義」が「プラウト主義経済」の目標であるわけです。

 それでは、次回はいよいよこの「プラウト主義経済」が実現するとどのような経済社会が生まれるでしょうか。そのあたりを次回、投稿していきます。
                    (続く)
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  1. 2008/08/24(日) 12:32:52|
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